衆議院選挙、直前に疑問を新たにする、大阪毎日放送、報道するラジオ 2012年12月14日

投票前に、現実の問題を解きほぐす。
福島第一原発事故による放射能危機はまだまだ続いている。人命をどう保護するか、家や土地、ふるさとを失った10万人以上の人たちへの対策や保障、すでに全国の核燃料プールがいっぱいになり、核廃棄物の行き場がないという現実、廃棄物処理ができないばかりでなく、10万年は危険な廃棄物を管理していかなくてはならないという将来の荷重。そうして、世界でも一番古い原発を持つ日本の「廃炉」の問題と廃炉にかかる目のくらむような莫大な費用。一体こういう現実問題が衆議院選挙公約の中で、どうして語られないのか。
現実と向き合うということを、もう一度考え直す、いい機会だ。

12月14日金曜日の報道するラジオは、久しぶりに京都大学原子炉実験所の小出裕章さんがゲスト出演。司会の水野晶子さんは、今まで何度も聞いてすでに頭に叩き込んだはずの話を、このラジオをはじめて聴く人、またこのラジオに投書する人の立場になって、小出さんに質問をしていて、こうした聞く人の立場にたった姿勢には大変好感が持てる。(S.H.)

「選挙に行こう!」

「活断層」

敦賀原発は、運転開始1970年。耐用年数40年をとっくに過ぎ、世界で7番目に古い。原発の廃炉への思考へ、その費用の捻出は国?株主?・・・・

といっている矢先に、原子力規制委員会が活断層を確認して再稼動を差し止めたばかりで、ついさっき、日本原電が、「廃炉にするなら国に廃炉の費用を求める。・・・原子力規制委員会には慎重に判断して欲しい」と発言。廃炉にするなら、金を出せ、という脅しともいえる態度にはまた悪夢を見るようだ。