2012年11月9日、報道するラジオ(大阪毎日MBSラジオ)

電気代値上げ要請について、議論。<要約>

1.災害で一番苦しい立場の東北電力ではなく、また概算で一番先に厳しい状態になる四国電力でもなく、値上げを国民に迫っているのは関西電力であるという不思議。その真相を探る。電気料金は、国が責任を持って価格を安定させていくべきなのではないか。すでに今年の夏に経験したように、電気が足りないわけではない。電気代を上げるのは電力会社の努力が足りない? あるいは、他へ電気代を利用したいからなのではないか。その裏を探ると、思いがけない事実が・・・。電気代値上げか、関電所轄の原発再稼動か、というチョイスのありかたは大きな間違い。

2.脱原発をしたドイツの実態へ迫る。実生活のありかたを見習う。ドイツでも電気代の値上がりはあるのだろうか。ドイツでは民意が政治に反映するが、それではいったい、どのように国民は国に対して運動をしているのだろうか。また国はそれに対し、どのように反応しているか。国民も国も学ぶべき一つの姿がここに・・・。

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関西電力や、北海道、東北、四国、九州の各電力会社は電気料金を値上げする方向で検討を進めています。
なぜ値上げをするのか?電力会社の多くは原発が再稼働できないことを理由にしています。
そして、この中間決算で、明らかになったのは、原発に頼っていた電力会社の経営が厳しくなっていること。数年後に債務超過に陥ると指摘されている電力会社もあります。
電気料金値上げは、誰のために行われるのか?値上げをする必要があるのか?
経済ジャーナリストの町田徹さんと話を進めていきます。
さらに、値上げの理由にされている原発。原発と電気料金の関係を、脱原発を決めたドイツでみてみます。ドイツ在住ジャーナリストの松田雅央さんに聞いていきます。ドイツが­進んでいる道から何が見えてくるのでしょうか?
リスナーの皆様、電気料金値上げについて思うこと、ゲストの方への質問などをお待ちしています。

ノーカット(wma)

http://goo.gl/2VAP2

以上、報道するラジオのビデオ・コメント

My opinion: 福島第一の事故の除染にさらに10兆円かかるとして東電がまた国の援助を催促しているという。福井に固まる関電の原発再稼動は危険極まりなく、万が一の事故が起きた場合は、関西全域が汚染されて概算しても事故収束に100兆円はかかることになるという。一体どこにそんな金が。関西電力の安易さ。福井は関西から遠い、と平気で言っているそうだが、これを聞いても、もう同じ人間とは思えない。こうした人たちに日本が簡単に興亡の危機に陥れられるなど、考えただけで気が遠くなる。(S.H.)