3年半法務大臣を務めたクリスチアーヌ・トビラ(1952年仏領ギアナ生まれ)の雄弁さは、同じ左派の議員連中を聞き入らせ、立ち上がらせて拍手の渦を巻き起こすことが何回もあった。法務大臣の辞任を惜しむTVラジオ新聞が記憶に残る国会中継を取りまとめた映像を発している。
トビラ、辞任演説 「政府との重大な見解の相違のために、私は辞任します。私は私に忠実であるべく・・・」
“Je quitte le gouvernement sur un désaccord politique majeur. Je choisis d’être fidèle à moi-même, à mes engagements, à mes combats, à mon rapport aux autres”, a-t-elle dit devant la presse avant la passation de pouvoir avec son successeur, Jean-Jacques Urvoas. Face au terrorisme, “nous ne devons concéder aucune victoire, ni militaire, ni diplomatique, ni politique, ni symbolique”, a-t-elle ajouté.
「私は、政府と重大な見解の相違のために辞任します。私は、私自身に、また私が力を入れていることや闘いに、そしてほかの人たちとのかかわりに忠実であることを選びました」と報道陣に発表。テロに関しては「私達はいかなる勝利も、いかなる軍備も、いかなる外交も政治もまた象徴も与えてはならない」とつけ加えた。
二重国籍のテロリストのフランス国籍抹消拡大法案が憲法につけ加えられるべく、近いうちに投票の運びとなるため、トビラの辞任の意思がかたまったらしい。「大きな見解の相違」の内容には、国籍抹消への反対、情報法、労働時間法などに関する意見の相違があげられる。
Cinq minutes de Christiane Taubira pour tous par liberation