収蔵作品10万点とオフィスをパンタンへ集約

仏国立造形芸術センターCNAPは2017年1月24日(火曜日)、2020年をめどにセーヌ・サン・ドニ県パンタン市(パリ隣県)の新しい建物に10万点の収蔵作品とオフィスを移動して集約させることを明らかにした。

現在CNAPは、約30,000作品(絵画、素描、版画、彫刻など)をデファンスの4 500 m2の倉庫に、またサン・トゥアン・ローモヌ(バルドワーズ)の約19 000m2の倉庫などの数箇所に他の作品群を分散させて収蔵しているが、CNAPのディレクター、イヴ・ロベールは「1箇所に集めることで効率的に役割を果たしたい」とル・モンドに述べた。

文化省の下でCNAPは、美術館扱いはされていないが、国立現代美術基金(FNAC)が購入した作品も含めて様々な形態の芸術創造を支援し広める役割がある。1991年以来、この種の「公共の作品収蔵」は増大し、現在10万点に上る。2016年CNAPは、その予算1千万ユーロのうち約2百万ユーロを作品339点(作家数158人)の購入に費やした。

2018年にデファンスの所蔵庫の契約が満期を迎えるのを機に、バラバラの所蔵品を集約させて管理をしやすくし、同時に機関の再編成で新しい空気を取り込みたい方針だ。パンタンへの引っ越しについて文化省は2017年の予算として通過させており、 26 000 m2の巨大な建物への移動に17百万ユーロが費やされる。

「真の実験室へ期待が大きい」とCNAPのディレクター、イヴ・ロベール。
unhttp://www.lemonde.fr/arts/article/2017/01/30/le-cnap-demenagera-a-pantin-en-2020_5071700_1655012.html

(ニュース・ソース:LE MONDE |   | Par  Henri Salomon)