フランスから―環境とアートのブログ

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飛躍するフランスの軍需産業

飛躍するフランスの軍需産業

オーストラリアから潜水艦12隻の受注 オーストラリアの首相が4月26日、ドイツと日本を退けて、フランスがオーストラリアの潜水艦12隻の受注を勝ち取ったと発表した。その総工費、340億ユーロ(約4兆円)。オランド仏大統領は、これを「フランスが世界の競争に勝ち抜いていけるだけの力を保持していることのしるし」として、勝利したDCNSグループを賞賛した。 潜水艦の名前は「バラクーダ」。全長97m、乗員60人を収容できる。推進力はディーゼルで超高感度ソーナーによりエンジンの音が検知されないのが大きな特徴だ。

アクチュアリティ 古代の美術作品本国返還

2010年に通過した美術作品の返還にかんする法律により、きょう、パリの歴史自然博物館に収蔵されていたマオリ族のミイラ化した頭部20体がニュージーランドに返却されることになった。頭部のミイラはマオリ族特有の刺青を奇麗に残しており、民族研究の対象としても利用されていたもの。このたびは18000kmの距離を越えてニュージーランドからマオリ族が、自らの祖先でもありまた歴史的遺産でもあるこれらの頭部を受け取りにパリに訪れた。 こうした美術作品返却にかかわるフランスの弁護士によれば、「ミイラは人間の死体であって、はたして美術作品として考えられるかどうか大いに疑問のあるところです」という。つまり死体の返還として扱うか、美術作品を返却すると考えるかによって大きな違いが出てくる。「ユダヤ・キリスト教的な立場から見れば、死体は死体」で、返却は当然と見る。…

アクチュアリティ

アラブ諸国の蜂起 - チュニジアのベン・アリ、エジプトのムバラク失脚に引き続き、首脳の退陣を要求してリビア、アルジェリア、クウエート、イエメン、バーレーン等のアラブ諸国で市民が蜂起。アルジェリアでは大量の警察が市民を包囲して弾圧。当局は市民に集会禁止を強要し、公共の交通手段が動かず移動も不可能となっている。市民蜂起5日目のリビアでは、夜間も軍隊が市民に向かって砲弾。市民団体の報告では約80人が死亡した。昨日からバーレーン王国の市民集会にも軍隊が介入、今日午後集まった大勢の市民にむけて実弾発砲し、55人が怪我をした。アラブ諸国全体が独裁政治の終わりを要求して大きく揺れ動いている。(フランスTV)