フランスから―環境とアートのブログ

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Posts tagged "ASN"
原発21基が停止、EDFまた不運

原発21基が停止、EDFまた不運

10月19日、原発5基が強制点検のため運転停止 フランス原子力安全局ASNの命令で、フランス電気会社EDF経営の原発のうち、フェッセンハイム、トリカスタン、シヴォーの5基が強制的に点検に入った。原子炉格納容器の中に設備されている蒸気発生器(スチーム・ジェネレーター)の底を覆うFond primaire という鉄製のボール型の部品に欠陥があることが指摘されており、原子炉の安全にかかわる重要な装置の一部でもあるため、稼働を停止して綿密に点検を行う運びとなった。この部品は、日本のJCFC日本鋳鍛鋼株式会社が製作したもので、インゴット・スチールで作られているが、検査の結果、部品の中央部分に、本来鋳鉄時に均されるはずの炭素が集中してしまう炭素偏析が検出された。…
アクチュアリティ、新たな原子力の安全規制

アクチュアリティ、新たな原子力の安全規制

フランス原子力発電の安全性へ、ASN(原子力安全委員会)がきのう回答 - 福島第一原発事故後、フランス全土の原子力発電について、フランス政府は原子力安全委員会に安全性に関する調査と今後の対策について詳細の見通しを提出するよう依頼していたが、きのう原子力安全委員会から総合的な見解が発表された。…

アクチュアリティ

マルクールの核廃棄物溶融炉爆発事故、レベル1に - 9月12日に死亡事故の起きたマルクール(ガール県)の核廃棄物処理場サントラコの溶融炉で、爆発当時処理されていた放射能汚染鉄鋼4トンは、500倍の放射能があったことが分かった。9月30日のフランス放射能安全委員会(ASN)の調査発表によると、溶融炉内部は当初発表の63キロベクレルではなく、30メガベクレルの放射能があったことが分かり、サントラコに大幅な数字の差について説明を求めたという。原子力安全委員会は29日木曜、この事故をレベル1に査定した。 放射能に関する独自な研究と情報委員会 (Criirad)は、「非常に危惧される状況です。この工場が、核廃棄物の管理や計測能力をきちんと持たずに放射線量の過小評価をしつつ仕事をしたということなのかどうか、はっきりさせなくてはなりません」と鋭く非難した。工場の不透明な管理にたいし、地域の協会が起訴し、10月14日から司法関係での取調べが始まる。「だいたい、こういった廃棄物がどこから来たものか、どういう方法で収拾されてどの程度の量ストックされているのかなど、ぜんぜん知らされていないわけですから、心配は尽きません」と近隣の住民。(TF1TV、ラングドック・ルシヨン・フランス3TV) インデアン・サマー - フランス全国、9月下旬から10月初旬は28度から30度という真夏のような陽気で、7月8月天候不順で足が遠のいていたあちこちの観光地が活気付いている。