フランスから―環境とアートのブログ

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アーティストインレジデンス公募

アーティストインレジデンス公募

Centre international d’art et du paysage 
de l’île de Vassivière / The Centre international d’art et du paysage, Vassiviere island, Limousin region, France アートとランドスケープ国際センター、フランス、リモージュ地域ヴァスィヴィエール(フランス文化省関連援助、現代アートセンター)   Call for application – Until the 4th of October Visual arts / writing / other disciplines  ・ヴィジュアル・アート、ライター、その他の分野…
アーティストインレジデンス公募

アーティストインレジデンス公募

レジダンス・ポレン、モンフランカン Résidences Pollen/ Monflanquin  (アキテーヌ地域ロットエガロンヌ県)  国際公募。 当レジデンスは、現代アートセンターでも学校でもなく、芸術家個人の研究を掘り下げ、プロジェクト達成を目指して、若いアーティストに提供するレジデンスである。 協会は、アーティストに独立したアトリエと住居を提供。 レジデンス期間中レジデンスと作業へのグラント3600ユーロ(約35万円)がアーティストへ支給される。 レジデンス期間は3ヶ月で、9月半ばから12月半ば、2月半ばから5月半ばの二期。 展覧会やカタログ出版はせず、期間中は他のアーティストとのミーティング、一般市民や学校とのコンタクト、シンポジウムなどを企画し、「実験の現場」として作家の芸術研究へ寄与することを主眼とする。 …
アーティストインレジデンス公募

アーティストインレジデンス公募

パレ・ド・トーキョー、アーティストインレジデンス公募 Palais de Tokyo, artist in residence: ニューフリズOBCパビヨンで毎年10人のアーティストを受け入れている。 [条件と対象] レジデンス期間は8ヶ月。 レジデンスを基盤としパレ・ド・トーキョーの活動のなかでアートの世界の人々との出会い、各個人の芸術研究の推進を目指し、フランスや外国でワークショップに参加する。 若いアーティストやキュレーター対象。 マスター以上の資格かそれに準ずる活動歴を持っていること。 フランス語か英語での会話能力を要する。…

アーティストインレジデンス公募、二箇所

artist in residence – HORIZOME アーティストインレジデンス公募。 現代アートの研究および制作レジデンス。 自己の研究テーマにたいし追求する態度が明確に伝わり、また、他の表現メディアに転換可能な柔軟性を持つアーティストを募集。 テーマは自由。地域や環境、社会的問題意識が必要。 <条件> 期間はプロジェクトによるが、二ヶ月以上。 一ヶ月1000ユーロの援助金(グラント)。 作品制作に関して1000ユーロの援助金(条件付グラント)。 Horizomeから、宿泊施設とアトリエが提供される。 <応募内容> モーチベーションをしたためた手紙。 CV ポートフォリオA4サイズ。その他、録音物、出版物。 SIRET番号。 <応募期限> 2012年1月31日。 <応募先> フランス、ストラスブール市 Association Horizome 28, boulevard Dostoïevski 67200 Strasbourg, France Tel: + 33(0) 3 69 14 56 42 contact@htp40.org 応募要項およびHorizomeサイト http://www.htp40.org --- artist in residence – LA BOX アーティストインレジデンス公募。 Bourges(ブルジュ)市の国立芸術学校で行われるアーティストインレジデンス。 <条件> 期間、3ヶ月。 グラント、3000ユーロ支給。 国立芸術学校の学生へ仕事の説明をするコンフェランスを皮切りに、学内で制作を開始する。 <応募内容>...

アーティストインレジデンス

artist in residence – La Maison Garenne ラ・メゾン・ギャレンヌ企画。2012年度アーティストインレジデンス公募、視覚芸術。 テーマ: ムーヴマン Mouvements。 対象: フランス国内外のプロフェッショナルなアーティスト。 期間: 2012年3月から6月の3ヶ月間。 アコモデーション支給: 宿泊設備その他の日常の費用。 制作のために支給されるグラントは一ヶ月につき、2000ユーロ。 応募に必要な書類: サイトから応募要項をダウンロード。提案するプロジェクトをまとめたもの。応募する理由を書いた手紙。 応募期限: 2011年9月30日。 応募先: Sancy Artense Communauté, à l’intention de Claire Barbieux. Route de Bagnols 63680 La Tour d’Aubergne -Information: TEL:+33(0) 4 7321 7979 FAX:+33(0) 4 7321 7970 culture@sancy-artense.com Site: www.sancy-artense.com 応募要項ダウンロード

アーティストインレジデンス、公募

artist in residence – ジャン・ゼイ(Jean Zay) 高校企画、2011-2012年度アーティスト・イン・レジデンス公募。ティエ(Thiers)市。 オーベルニュ地域議会、オーベルニュ地域現代文化振興局・DRAC、ティエ市クリュ・ド・ランフェール現代アートセンター(Le Creux de l’enfer – Centre d’art contemporain)、ジャン・ゼイ高校支援、。 ジャン・ゼイ高校でのアーティスト・イン・レジデンス。高校生と一緒にプロジェクトを構築する。テクニックやコンセプトのたて方を一緒に考え、高校生と交流を中心に作品を作ることがレジデンシーで要求される。 外からのアーティスト歓迎と謳っているが、内容的にフランス語は必須。 条件: 2011年12月から2012年3月の間の8週間。グラント5000ユーロ。クリュ・ド・ランフェール現代アートセンターの協力による宿泊設備あり。高校内での展覧会可能。地域や教育、産業に強く結びついたプロジェクトであること。応募書類は、紙面によること。DVDやCD、また電子メールでの応募は受け付けない。 日程: 2011年9月1日応募締め切り、10月選考・面接。12月1日決定。 書類送付先: La résidence “Faire rentrer la lumière dans les têtes” Le Creux de l’enfer – Centre d’art contemporain 85, avenue Joseph Claussat 63300 Thiers France http://www.creuxdelenfer.net/Residence-d-artiste-au-Lycee-Jean

アーティストインレジデンス

artist in residence – Centre Intermondes, La Rochelle サントル・アンテルモンド、ラ・ロシェル市。 http://www.centre-intermondes.com/Intermondes/Accueil.html 選考基準: 文化機関、教育機関、芸術協会などの機関の照会が必要。 応募: プロジェクトの詳細、CV。 年齢制限ナシ。 レジデンス: 一ヶ月から3ヶ月。 サントル・アンテルモンドの支給: 個別アパート、展覧会、カタログ作成。 グラント、アーティストへの謝礼: 個別の仕事および援助金の内容による。 アーティスト: 食事のみ自己負担。 レジデンスの内容 Centre Intermondes 11 bis rue des Augustins 17000 La Rochelle, France TEL: +33 (0) 5 46 51 79 16 edouard.mornaud@ville-larochelle.fr  
Palais de Tokyo 現代アートセンター

Palais de Tokyo 現代アートセンター

Palais de Tokyo パレ・ド・トーキョー 現代アートセンター - 2001年フランスで初めて私企業の支援を主体とする現代アートセンターとして開館。現在はフランス文化省の支援を50%受けて運営し、文化省提携現代アートセンターとして全国の現代アートセンターと名を連ねている。初代名誉館長はピエール・レスタニ(2003年死去)、初代ディレクターは、ニコラ・ブリオとジェローム・サンス。 現代作家の展覧会を開催。 artist in residence : アーティスト・イン・レジデンスの応募を受け付けている (毎年12月15日受付締め切り)。 また、現在パレ・ド・トーキョーは地下の拡張工事を行っており、2012年には9000平米が開館しそのうち5500平米が展示室として利用されることが決定している。 Palais de Tokyo site de création contemporaine 13, avenue du Président Wilson, PARIS Métro Iéna Bus 32, 42, 63, 72, 80, 82, 92 RER C, Pont de l’Alma Informations +33 1 47 23 54 01

アーティストインレジデンス、カーザ・ドーロ

artist in residence - Caza d’Oro. アリエージュ県ル・マ・ダジル市のカーザ・ドーロ企画。 ・3ヶ月のレジデンス。 ・宿泊設備、アトリエ、展覧会付。 ・毎月生活費として900ユーロ支給。制作支援金2000ユーロ。 年度末にその年の受け入れアーティストを取りまとめたカタログを発刊する。 Les artistes sélectionnés en comité de pilotage, sont accueillis 3 mois à Caza d’Oro. Ils bénéficient de : Studio aménagé,Atelier Bourse de séjour : 900 euros/mois Aide aux matériaux : 2 000 euros Charte de communication Catalogue en fin d’année de résidences (parmi les autres...

アーティストインレジデンス、ブルターニュ

artist in residence – Saint Brieuc/ ブルターニュのサン・ブリユー市、アーティストインレジデンス、l’Assostation/ ラソスタシオン協会企画、La Station Vastemonde/ ラ・スタシオン・ヴァーストモンドで作家受け入れ。(レジデンシー、制作、展覧会、カタログ出版、宿泊その他必要物すべて提供) ・協会ラ・スタシオン・ヴァーストモンドは造形芸術家を受け入れる。 ・レジデンスは展覧会やイベントを最終目的とし、バジェットについては、作家ごとに作品制作費および謝礼がプロジェクトの内容によって支給される。 ・またインスタレーションなどに必要なアシスタンスを提供。協会が、作家の生活費(宿泊代、食事代)および交通費をまかなう。 ・協会は、作家のプロジェクトの広報を担当し、カタログを発行する。 ・応募はインターネットかCDで。必要事項は、CV、実現したいプロジェクト内容、プロジェクトにかかる費用や材料などの叙述。 レジデンスについての照会は、以下の住所宛メールあるいは手紙で。: residence@stationvastemonde.com La Station VasteMonde accueille les artistes plasticiens. La résidence doit se terminer par une présentation publique du travail (exposition, happening ou autre). Un budget couvrant les frais de production et de rémunération est prévu (à définir avec l’artiste...

アーティストインレジデンス

artist in residence - Parc Saint Léger – Centre d’art contemporain, パルク・サン・レジェ現代アートセンター企画レジデンシー、 -Mise à disposition d’un appartement privatif et d’un atelier sur le site même du Centre d’art. Bourse de résidence de 3000 euros. Date de dépôt: le 11 juin 2010. アトリエ、宿舎(アパート)完備。3ヶ月のレジデンシー。グラント3000ユーロ。交通費若干支給。 応募締め切り、2010年6月11日。 Les candidatures devront comporter : -Un dossier papier ou CD du travail de l’artiste comportant des...

アーティストインレジデンス、フランス全土ガイド

ガイドブック - 196のアーティスト・イン・レジデンス: CNAP-国立造形芸術センターが、フランス全国のアーティスト・イン・レジデンス・ガイドを発行している。アルファベット順に、196箇所の現代アート中心のレジデンシー・オファーが全貌できる。ほとんどの場合、宿泊設備、グラントがついて、一ヶ月から6ヶ月の範囲のものが多い。企画によってはテーマを設けテーマに副ったプロジェクトを採用。国際アーティストむけ、ヨーロッパのアーティスト向け、あるいは地域のアーティスト向けとさまざまで、地域一般との交流の機会をつくり、展覧会やシンポジウム、アーティストのトークなどが設けられている。 196 résidences en France: Dans le cadre de ses missions de soutien à la création et d’information en direction des professionnels, le Centre national des arts plastiques publie 196 résidences en France, un guide pratique consacré aux résidences proposées aux artistes, aux commissaires d’exposition, aux critiques, aux théoriciens et aux historiens d’art. Il est...

県立アーティストインレジデンス

県立アーティスト・イン・レジデンス: すでにほかのポストで、幾県かさまざまなレジデンスを紹介した。以下の県は現代アート・アーティストのレジデンスをオファーするばかりではなく、県のサイトに文化ページを作り、アソシエーションの活動(主にレジデンシーとその結果の展覧会。および、アーティストが制作した作品について、シンポジウムを行ったり、一般との深い交流を目指す。展覧会期間中はガイドをつけて作品の説明を欠かさないなど)の紹介、県在住アーティストのアルファベット順リストにアクセスできる。支援金の応募の仕方や、県の歴史建造物を利用した現代アートの現場の紹介も比較的豊富な例。ここに挙げるエロー県(教育の現場に現代アーティストのレジデンスを企画した特別ページを設けている)やロワール・アトランティック県の文化ページは充実している。 (サイトはフランス語バージョンのみ。自動翻訳をご利用ください。) artist in residence - エロー県(県庁所在地:モンプリエ)文化ページに見る活動(アーティスト・イン・レジデンスや展覧会を含む)。 http://mag.herault.fr/ http://www.cg34.fr/loisirs/culture/art/education.html artist in residence - ロワール・アトランティック県(県庁所在地:ナント) http://culture.loire-atlantique.fr/culture/jcms/c_7218/arts-plastiques

アーティスト・イン・レジデンスと展覧会

地方での活動で、アーティストはほとんど自分の財布を開くことがない。それぞれバジェットにはバリエーションがあり、またアーティストを受け入れる企画側の条件もそのつど違うので、周辺を考慮に入れながら与えられたグラントのなかで新しい作品を制作していくという形がそこここで、またアーティストのなかにも定着しつつある。現在のアーティスト・イン・レジデンスは、そうした意味でアーティストが丸ごとサイトスペシフィックなヴィジョンの中にはまり込み、作品もその雰囲気の中でしか考えられないものが生まれたりする恰好の道具の一つとなっている。 3年前、フォントネィ・ル・コント市の企画に呼ばれたとき、30代そこそこのアーティストと宿をともにした。彼女はあちこちのアーティスト・イン・レジデンスに受け入れられつつ制作を続けており、田舎の何にもないところにあったレジデンスでは5000ユーロのグラントをほとんど貯金できることもあったといった。 残念ながら、私はアーティスト・イン・レジデンス世代ではない。20世紀の話で恐縮だが、1980年代後半に地方の設備が整い始めて現代アート・センターや協会があちこちでアーティスト・イン・レジデンスを 開設し、造形芸術庁が分厚いカタログまで出版したとき、当然のように私もトライしようと考えた。ところが、応募の問い合わせをすると、電話口で「それは勘違いです」という、すぐには理解不可能の妙な対応をされた。何度か同じような目にあって、ようやく分かった。アーティスト・イン・レジデンスは大半が公募ではなかったのだ。フランスの現代美術の公的な機関の窓口として作られたものであって、その窓口は企画側からしか開かれていない一方通行のものだった。こうした頭越しの、フランスの現代美術への政治性を強く押し出した活動とその閉鎖性は、20世紀いっぱい続いたといえるだろう。 そうこうしているうちに、地方の企画展に招待されるようになった。1988年のロシュフォール市企画が私の最初のものである。ロシュフォールの企画展規模は大きく、町の要所となる建物や公園などを目いっぱい参加させたものだった。現地制作を一週間から10日して、当時は制作費からは程遠いほんのわずかの援助金が出た。アーティストは全員、町から宿をあてがわれ、食事もでた。交通費や作品の運送費もすべて町が面倒を見る。ほかのアーティストとカフェに入ってコーヒーを飲む時くらいしか財布を開かなかった。アルザスから800キロ以上、一人で作品を積載したトラックを走らせてきた女性アーティストもいて感心させられたりもした(自分で車で運んできたアーティストにはガソリン代が出る)が、すでに当時から、作家の移動や生活費、作品の運送にかんする経費は企画者の采配のうちにあったのである。 出来上がった作品をもってくるか、現地制作をするか、作品の提示の仕方は作家それぞれだが、展覧会で地方へ移動してはその土地に留まり、作品を作って地域の住民と交流すること自体、内実レジデンシーとあまりかわりがない。現在の展覧会企画は、たいがい制作費やアシスタントもついて、給料も別個に支給される。私の中ではこうしてアーティスト・イン・レジデンスは地方から招待される企画展とない交ぜになり、今日まで活動を続けていることにいまさらのように思い当たった。 経費はまた別個にフォローされるからグラントをそのまま貯金できたというのが少々うらやましいフォントネィ・ル・コントで出会った若いアーティストには、フランスのアーティスト・イン・レジデンスの氷河時代をこんなふうに説明した。フランス人の彼女がフランスの過去に驚いていたのは言うまでもない。(S.H.)