今日のPHOTO: Photography by Shigeko Hirakawa. 2013年10月26日から始まる、ブールカンブレス(Bourg-en-Bresse)市にある元王立僧院、ブル美術館の展覧会企画のために、9月初頭に一週間制作のため移動。その折のPHOTOS 。作品は長さ6m50cmの自然木と特殊繊維で作った赤い羽根を三枚、ブル僧院の大回廊に設置するためのもの。赤い羽根は、セラファン(英語圏ではセラフと呼ばれる)という最上位の天使の羽が赤いことにインスピレーションを受けたもので、3対の羽根を持ち、一対は飛ぶため、もう一対は常に体を隠し、最後の一対は顔を隠すという不思議な天使だ。 展覧会は「私の夢の向こう」という題名で50名以上の作家が参加する。なかでも大きな作品は私の作品を含めて3品程度。ブールカンブレス市、ブル美術館(Musée de Brou)は国立歴史建造物センターの中心的な存在でもあり、展覧会は来年2月まで開催される予定だ。ちなみに作品「火の天使」と題した赤い羽根の設置は来週である。(S.H.)