フランスから―環境とアートのブログ

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フランスの美術教育にかかわった経験 (その1)

フランスの美術教育にかかわった経験 -その1 (日本美術家連盟、連盟ニュース2012年7月号掲載) フランスでの作家活動は今年で28年になる。教育関係では、高等教育の美術専攻の学生の5年制卒業試験官(D.N.S.E.P.)や特別講義などに招聘されることはあったが、大学より年少の子供たちを相手に、教室に自分の仕事を教材として持ち込んで実際に美術教育を行う機会が訪れるのは、実に2008年以降のごく最近のことである。フランスの小中高校の美術教育もしたがってこのころからようやく身近で見ることができるようになった。この稿では、学校で行われる美術教育の内容に言及するまえに、まず作家活動をする私がこうした教育の現場へ徐々に引き出されていった経緯からはなしをはじめようと思う。芸術家と教育者の出会いの中に、日本の状況とは異なるより豊富な情報が含まれていると思うからである。…

アーティストインレジデンス、公募

artist in residence – ジャン・ゼイ(Jean Zay) 高校企画、2011-2012年度アーティスト・イン・レジデンス公募。ティエ(Thiers)市。 オーベルニュ地域議会、オーベルニュ地域現代文化振興局・DRAC、ティエ市クリュ・ド・ランフェール現代アートセンター(Le Creux de l’enfer – Centre d’art contemporain)、ジャン・ゼイ高校支援、。 ジャン・ゼイ高校でのアーティスト・イン・レジデンス。高校生と一緒にプロジェクトを構築する。テクニックやコンセプトのたて方を一緒に考え、高校生と交流を中心に作品を作ることがレジデンシーで要求される。 外からのアーティスト歓迎と謳っているが、内容的にフランス語は必須。 条件: 2011年12月から2012年3月の間の8週間。グラント5000ユーロ。クリュ・ド・ランフェール現代アートセンターの協力による宿泊設備あり。高校内での展覧会可能。地域や教育、産業に強く結びついたプロジェクトであること。応募書類は、紙面によること。DVDやCD、また電子メールでの応募は受け付けない。 日程: 2011年9月1日応募締め切り、10月選考・面接。12月1日決定。 書類送付先: La résidence “Faire rentrer la lumière dans les têtes” Le Creux de l’enfer – Centre d’art contemporain 85, avenue Joseph Claussat 63300 Thiers France http://www.creuxdelenfer.net/Residence-d-artiste-au-Lycee-Jean