フランスから―環境とアートのブログ

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ケブランリー美術館からパレ・ド・トーキョーへ

ケブランリー美術館からパレ・ド・トーキョーへ

ケブランリー美術館 パリ郊外線RERC線のポン・ド・ラルマ駅。エッフェル塔に抱き込まれるように建てられた細長いケブランリー美術館で現在、開館10周年記念展が行われている。 フランスの脱植民地化への時代の流れとともに、西欧やフランスからは植民地の民芸として紹介されてきた第三世界の作品たちが西欧諸国の芸術と同列に肩を並べるよう、芸術の平等への思い入れを込めて創られたケブランリー美術館創設への動きが、ジャック・シラク元大統領の足跡とともに時系列で示されている。  ケブランリー美術館10年展、展示パネルの一つから「2002年」 「ヒューマニズムとしての芸術文化、

PHOTOS 冬のパリ、パリ市立近代美術館付近

  今日のPHOTOS Photography of Shigeko Hirakawa    

展覧会

パリ市立近代美術館 Apartés : http://mam.paris.fr/fr/expositions/apartes 2011年1月14日から5月7日まで。 常設展示室において、最近美術館が購入した若いアーティスト、デルフィンヌ・コワンデ(Delphine Coindet)、アリアンヌ・ミシェル(Ariane Michel)、ラファエル・ザルカ(Raphaël Zarka)の3人の作品が中心となって紹介されている。ビデオインスタレーション、インスタレーション、写真、オブジェなど。また館内にはこの展示にあわせて設置されたクラウス・リンケなど1970年代のインスタレーションもみることができる。 INCI EVINER, Broken Manifestos : http://mam.paris.fr/fr/expositions/inci-eviner 2011年1月13日から4月3日まで。 SAM ART PROJECTSの枠内で2010年8月からヴィラ・ラフェでアーティスト・イン・レジデンスをして作品制作をしたイスタンブール在住のトルコ人アーティスト、インシ・エヴィネーのビデオ・アート。 Musée d’Art Moderne de la Ville de Paris パリ市近代美術館 11 avenue du Président Wilson 75116 Paris Tél : 01 53 67 40 00 ACCÈS 交通 Bus : lignes 32, 42, 72, 80, 82 et 92 Métro : ligne 9 –...

アクチュアリティ、名画盗難

名画盗難 - 5月20日明け方3時過ぎ、パリ市立近代美術館に泥棒が押し入り、名画5点が盗まれた。ケ・ド・ニュー・ヨーク側から窓を破って中に入り、ピカソ、マチス、レジェ、モジリアニ、ブラックの5点を盗み出し、カッターで絵の部分を額から切り取って逃走した。大きい美術館に夜警は3人だけ、しかも警報が3月から壊れたままで、誰も盗難には気がつかなかったという。合計被害額は1億ユーロ。インターポールが絵画の画像を世界に流して、手配中。大金持ちのコレクターによる強盗か、あるいは身代金を取るための盗みと推測されている。盗まれた5点に保険はかけられていなかった。 この事件で美術館の警備の薄さが問題視されている。美術館の警備費用は年間千五百万ユーロ。これ以上の費用捻出は困難とか。こうした盗難で毎年、30枚近くの絵画がフランスの美術館から紛失し続けているという。 木曜に盗まれた絵画の内訳-Les 5 œuvres volées ce jeudi:”Le pigeon aux petits pois” de Pablo Picasso, “La Pastorale” d’Henri Matisse, “L’Olivier près de l’Estaque” de Georges Braque, “Nature morte au chandelier” de Fernand Léger et “La Femme à l’éventail” d’Amadéo Modigliani