フランスから―環境とアートのブログ

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登校拒否に実刑 - 学校を休んで授業に穴をあける生徒が多く、各地で問題化している。5月25日、サルコジ大統領が中学校を訪問。「4週間以上、届けを出さずに無断で学校を休んだ場合、家族手当て支給を停止する」と発表した。学校をサボる子供の監督不行き届きとして、当事者の家庭が実質的な制裁を受けることになる。すでに今月、何度も学校から勧告を受けたにもかかわらず子供が学校に出てこない家庭の母親が、なんと、一ヶ月の禁固刑を言いわたされるという事例がでている。 ジャック・ポット - ピレネ地方の平凡な家庭の夫婦が、結婚13年目の記念に生まれて初めて行ったカジノで、551万ユーロを当てた。スロットマシンに50サンチーム玉(約60円)を3枚入れてハンドルを引いたところ、館内はサイレンが鳴り出し、スロット・マシンは回りっぱなしで、夫婦は「マシンが壊れたのかと思いました」とか。1ユーロ50サンチームで夢の百万長者に。 女性の喫煙 - 若い女性の喫煙者が増え、それにしたがい女性の肺がん発生率が数年前の4倍に増加していることがわかった。

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フランスのTV報道は、以前は日本はおろかアメリカのニュースでさえ少なく、世界への見通しはなかなか利かず、欧州に閉じ込められたような雰囲気さえあったが、現今、毎日の各ニュース内容の50%以上を国外の出来事が占めるようになり、フランス全体が大きく世界へ目を向ける姿勢がうかがわれる。ちなみに、ここ数日の大きなニュースは、アメリカの油田事故にともなう原油汚染、ヨーロッパ連合のギリシャ救済、タイの暴動、中国の万国博、ハイチ地震後の救済、アイスランド火山、アフガニスタン等。 ブルカ (つづき)- 昨日フランスで、顔全体が隠れるるものを公共の場で着用してはいけない、という法案が成立したもよう。法案の内容はル・フィガロが記事にした。「顔全体が隠れる」ものを着用して路上などで見つけられた場合、罰金150ユーロ。また「男性に強制されて顔が隠れるものを着用している女性」が見つかった場合は、罰金1万5千ユーロ、一年の禁固刑が課せられる。後者はブルカのことを指している。 ちなみに、隣国ベルギーでは昨日、国内でのブルカ着用全面禁止法案が、138票中136票という圧倒的多数で下院を通過した。ベルギーのブルカ着用者は100人程度のものだという。 ヨーロッパではじめて。 宗教に関連して、昨日ストラスブールで、キパを着用したユダヤ人を通りがかりの二人の男が刃物でさす事件がおきた。 My opinion: たった100人程度の実践者になぜこうまでして法律を設けなくてはならないのだろうか、という疑問は大多数の疑問でもある。すでにベルギーではオランダ語圏住民とフランス語圏住民との対立で首相が辞任している。国内で芥子粒ほどの少数民族の圧迫はその延長線上か。それではフランスは何なのか。 ギリシャ - ギリシャの経済救済は、ヨーロッパの株価が軒並み下落しポルトガル、スペインへの影響が大きく懸念された段階で、貸付を渋っていたドイツが折れてEUから援助金が出るもよう。ただし、昨日ギリシャは、450億ユーロでは「実は足りない」、と表明。赤字負債額は想像がつかない。 フランス国内 - 先週木曜金曜は、全国的に好天気に恵まれ、北のストラスブールで28度から30度を記録。アイスクリームが爆発的に売れた。あちこちで海水浴も。 このウィークエンドから気温は10度以上下がり、例年以下に。