フランス2TVが企画するフランス人が好きなモニュメントへの投票で、ブル王立僧院がローヌ・アルプ地域の一位になった。昨年秋から今年3月にかけて王立僧院(ブル美術館)で企画された『私の夢のかなた』展に筆者が制作したインスタレーション「火の天使」を設置した現場が地域の首位を獲得するとは、筆者も嬉しい。

ブル王立僧院(ブルカンブレス市)Photo:Shigeko Hirakawa

ブル王立僧院 Photo: Shigeko Hirakawa

王立僧院の屋根

 

インスタレーション「火の天使」Photo: Shigeko Hirakawa

火の天使、制作中の筆者

火の天使、平川滋子 Photo: Shigeko Hirakawa

火の天使 Shigeko Hirakawa

一部修復されたがオリジナルの保存もいいステンドグラス

ブル王立僧院

火の天使 Ange de feu Shigeko Hirakawa

 

ブル王立僧院(Monastère royal de Brou)は1532年に竣工。マルグリット・ドートリッシュ(フランス語: Marguerite d’Autriche, 1480年1月10日 – 1530年12月1日、オーストリア大公女、ブルゴーニュ公女)が多大な費用を投じて建てた。国立歴史建造物センターに帰属する。現在はもちろん僧院の機能はなく、収蔵品の重要性から美術館博物館機能ならびに、現代音楽などのイヴェントを行う市民のポリヴァラントな公的文化施設となっている。(S.H.)