内閣総辞職、とは大げさすぎる手続きだったのではないか、とフランスTVがヴァルス首相を追及するほど、第一次内閣の大臣の留任が多い内閣改造となった。新内閣の顔ぶれやいきさつについて説明するためにフランス2TV8時のニュースに出たヴァルス首相。「ああした破綻があれば、政府としては全体を統率するために権威を振るうしかない」。アルノー・モントブール財務大臣が反旗を翻して、昨日の内閣総辞職で財務大臣、文化大臣、教育大臣の3人が内閣構成から離脱を表明。結局空いた財務、文化、教育の3つのポストに新大臣を任命することで騒動を収束させるかたちだ。

新しい参入は閣外相も含め5人。モントブールのあとの財務大臣に、意表をついたエマニュエル・マクロン(Emanuel Macron 36歳男性)の抜擢。オレリー・フィリペッティ文化大臣のあとにフラール・ぺルラン(Fleur Pellerin 41歳女性)、そして教育大臣アモンの後にナジャット・ヴァロー=ベルカセム(36歳女性、昨日まで女性の権利省大臣)が就いた。この若年の大臣3人は早速報道関係から「La Jeune Garde」と呼ばれ、フランソワ・オーランドの政治ラインを補強する次世代の政治を期待させている。今回もパリテを遵守して、女性大臣8人、男性大臣8人と男女同数内閣だ。

中でも文化大臣になったフラール・ぺルラン(Fleur Pellerin 41歳女性)は、フランス初のアジア系大臣としても注目を集めている。ぺルランは本名 Kim Jong-suk、1973年韓国はソウルで生まれた。捨て子で孤児院に収容されていた彼女は、6ヶ月のときにフランス人カップル(苗字はぺルラン)の養子となってフランスに渡り、フランス人として育てられ、パリ政治学院やENA(École nationale d’administration)等の最高教育を受けた。2002年、リヨネル・ジョスパンの大統領戦に社会党員として参画。2012年にはジャン=マルク・エロー首相の下で中小企業・デジタル経済閣外省代表に任命されている。26日午後には早速、オレリー・フィリペッティから文化大臣の引継ぎを行った。(メディア総合)

マニュエル・ヴァルス第二次内閣の顔ぶれ、フランス政府公式サイト

マニュエル・ヴァルス第二次内閣、その内容、ウィキペディア

 

Fleur Pellerin 新しいフランス文化大臣