昨日、オーランド大統領がフランスの地域区割りをこれまでの22地域から14地域への再編成計画をトリビューン紙上で提案。「議員を少なくすることで経済効果を狙い、また各議員の責任を重んじる」として、2015年3月に行われる予定の地域議会選挙を同年秋に延期する意向を示した。また2020年には県議会を廃止する方向で法の見直しもするという。しかし、「何の効力も持たない」、「強い地域性を失いたくない」など。議員や市民は戸惑いを隠せない。

La Liberation日刊紙 6月2日付け

1960年からいままで、アルザスやピカルディーなど馴染み深い名前で22に分かれていた地域編成を合併によって14に減らす方針を明らかにした。ル・ヌーベル・オプセルヴァター日刊紙によると、マニュエル・ヴァルス首相は、2017年までの3年間で区割りを動かし、また欧州連合を強化する方向へ持っていくために最終的には地域を9つにする方針も明らかにしたという。すでに2009年、バラデュール内閣が地域改革委員会で協議した大改革は2014年を目処に実行へ移されようとしている。しかし、各地域には地域の特殊性や歴史的文化的な誇りもあり、合併によって失われるものへの懸念が根強い。

1960年から続いた地域編成 Le Nouvel Observateur

14地域新編成 リベラシオン