名画盗難 - 5月20日明け方3時過ぎ、パリ市立近代美術館に泥棒が押し入り、名画5点が盗まれた。ケ・ド・ニュー・ヨーク側から窓を破って中に入り、ピカソ、マチス、レジェ、モジリアニ、ブラックの5点を盗み出し、カッターで絵の部分を額から切り取って逃走した。大きい美術館に夜警は3人だけ、しかも警報が3月から壊れたままで、誰も盗難には気がつかなかったという。合計被害額は1億ユーロ。インターポールが絵画の画像を世界に流して、手配中。大金持ちのコレクターによる強盗か、あるいは身代金を取るための盗みと推測されている。盗まれた5点に保険はかけられていなかった。

この事件で美術館の警備の薄さが問題視されている。美術館の警備費用は年間千五百万ユーロ。これ以上の費用捻出は困難とか。こうした盗難で毎年、30枚近くの絵画がフランスの美術館から紛失し続けているという。

木曜に盗まれた絵画の内訳-Les 5 œuvres volées ce jeudi:”Le pigeon aux petits pois” de Pablo Picasso, “La Pastorale” d’Henri Matisse, “L’Olivier près de l’Estaque” de Georges Braque, “Nature morte au chandelier” de Fernand Léger et “La Femme à l’éventail” d’Amadéo Modigliani