数字:

  • フランス人の平均給料は、1605ユーロ(17万円程度)。給料の偏差は職種以外に男女間にもあり、女性の賃金は男性より24%低い。男性に比べ女性のほうが正式社員として働く率が低く、臨時雇いやパートが多いことが理由のひとつにあげられる。
  • 物価高。昨年比で、食料品が4.4%値上げ。肉類、飲料水などに値上げが目立つ。飲料水の値上げは昨年国民議会を通過した清涼飲料水への新しい消費関税がこの1月履行されたことによるもの。ガソリン代高騰。一日中車を利用するタクシー業者や自動車教習所などの教習費への跳ね返りが大きい。…
  • 仏領レユニオン島の暴動5日目。生活費の高騰に住民の怒りが爆発し、スーパーや商店のぶち壊しや盗み、車や家に火を放つなどの行為が続いている。
  • インフルエンザ、猛威をふるう。今年のインフルエンザは感染力が強く、全国で現在200万人が感染。ローヌ・アルプ地方ではスキー場の怪我人の増加に加えてインフルエンザ患者の対応に大わらわ。病人を収容できない病院が続出している。
  • このウィークエンドは全国的に大渋滞。フランスは先週から冬休みに入り、家族ぐるみ車でスキーに出かける人々で幹線道路はごった返している。たとえばパリ地域は、12月17日から1月3日までノエル(クリスマス)休暇があったばかりだが、現在は2月18日から3月5日までの冬休み中。ちなみに4月14日から4月30日まで春休みとなり、子供たちは2カ月おきに2週間ずつの休みがあることになる。フランスは、国を3地域に分け学校の休みを地域ごとに少しずつずらす方式をとっているが、このウィークエンドは、3つの地域全部の休みが重なるために最悪の渋滞が予想されている。ちなみに、こうした学校の休みは子供だけのものではなく、親も休暇を取るため、会社の営業が滞らないように社員たちは日にちをずらしながら休みを取ってスキーなどにでかけている。(BFMTV、フランス2TV)