パリ、狩猟自然博物館 「Bêtes Off」展 - 2011年ヴァンセンヌ城、およびパリのコンスィエルジュリーで開催されたBêtes Off展の延長線上の展覧会が、主催者の懐ともいうべきパリの自然狩猟博物館できのうオープンした。狩猟自然博物館(Musée de la Chasse et de la Nature)は「狩猟自然の家財団」(la Maison de la Chasse et de la Nature)が経営するもので、生きていくための根源的な行為「狩り」をテーマに原始時代の「やじり」や動物をかたどった青銅彫刻から絵画、猟銃や剥製を含め、今日に至るまでの「狩猟」にまつわる芸術を収集している。昨年から開催されている「Bêtes Off」展は、現代の作家を集めた展覧会で、パリのマレー地区に位置する狩猟自然博物館は一階を白い現代アートの展示室で構成し、さらに2階3階の常設コレクションのなかにさりげなく現代アートを吸収させ、太古の昔から現代に至る狩猟と狩猟の周辺の芸術をコンパクトな一つの流れとして見せてくれる。はたして過去のアートと現代アートの区別がつけられるだろうか? …

http://www.chassenature.org/site_musee/musee-home.html

62, rue des Archives
75003 Paris