二つのビデオ

福島第一原発とそのプロモーションを映像にした1991年東京電力製作ビデオと、2017年3月、事故から6年後の廃炉へ向けての困難を報道するテレ朝の特集ビデオ日本を見比べることにした。

1991年製作ビデオには、原子炉の構造がよく説明されているので今見ても大変参考になるのだが、一つのエラーが言葉で封印されていることに気づかないわけにはいかない…。

ジェネラル・エレクトリックの沸騰水型原子炉「Mark 1」の欠陥構造は構想から数年経った1975年ごろから指摘されてきた。それは圧力容器の底に制御棒を上下させるための穴がもともと開けられており、万が一メルト・ダウンをすれば、溶けた燃料は難なくこの穴から外へ出てしまうということだ(下の図内、赤い矢印部分)。この下の図は、ビデオから採取した。圧力容器はこのようになっている。

何重にも包み込まれる放射能 ビデオから

 

・「目でみる福島第一原子力発電所」日映科学映画製作所1991年製作

製作:日映科学映画製作所 企画:東京電力
1991年 カラー 23分55秒
概要
「福島の原子力」が製作された1977年から14年後の1991年に、東京電力広報室の企画で製作された。福島第一原子力発電所現地に訪れた人々を対象に作られた映画

・数十秒で死に・・・福島原発の廃炉阻む650シーベルト(17/03/21)

ANNnewsCH
先月、衝撃的な数字が明らかになりました。
(毎時)650シーベルト。それは、メルトダウンした2号機の炉心近くの放射線量でした。数十秒いただけで死に至る、極めて高い値です。
順調に進んでいるように見える廃炉作業はいま、大きな壁に阻まれつつあります。