フランスから―環境とアートのブログ

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フランスのロックダウン、その内訳

フランスのロックダウン、その内訳

2020年10月30日午前0時から施行されているフランスの二度目のロックダウン 目処は12月1日。これから四週間で感染がどれだけ抑えられるか。春のロックダウンと大きく違うのは、小中高校が開校していること、またできる限りテレワークを導入しつつ企業業務を推奨していることだろう。ただし、生活に必要不可欠なものを販売している店以外は閉店を強いられ、美術館、コンサート会場、劇場などの文化施設は閉館を強いられている。   春と同じくロックダウン時の外出には証明書が必要

ルーブル美術館一部閉鎖、ゲリラ豪雨で漏水

7月9日の夜から10日の朝方にかけて降った激しい豪雨は、短時間で68mmという雨量を首都パリにもたらした。この雨でルーブル美術館は、館内に展示されていた絵画作品が被害を受けたと発表した。 13日木曜の当館のコミュニケによると、セット・シュミネ室に展示されていたニコラ・プッサンの四季のうち「春」と「秋」、及び、ジャン=フランソワ・ド・トロワ「マルドシェの凱旋」の絵画のニスの部分が濡れているのを確認したという。(communiqué mis en ligne jeudi soir) これらの絵画は念のため早急に修復室に運ばれ、状態を検査中だ。
クライシス・マップ、フランス文化が死ぬ!

クライシス・マップ、フランス文化が死ぬ!

ル・パリジャンが、今年中止になった音楽、演劇、パフォーマンス、ダンス、現代アートなどの文化活動やフェスティバルを集計。開催中止、機関の消滅、文化施設の閉鎖などを含めた総計は、143に上ることが分かった。同紙は「クライシス・マップ! フランス文化が死ぬ」と題した地図を発表している(下のリンクを参照)。 いずれも、予算や公共の支援削減によって運営不可能となったもので、同紙は「国が厳しい選択を迫った」としている。主な原因は、2014年3月の地方選挙で政権が交代した市町村の政策転換によるもので、消滅の憂き目をみたフェスティバルの中には、今年10万人の来場を見込んでいたベルフォールのロックコンサートなども含まれ、関係者のみならず一般からも、「文化の危機的状態」という声が上がっている。