フランスから―環境とアートのブログ

開く:記事の大見出しをクリックする
Posts tagged "現代アートセンター"
TRAM イル・ド・フランスの展覧会アジャンダ・6月

TRAM イル・ド・フランスの展覧会アジャンダ・6月

TRAM 6月のニューズレターから イル・ド・フランス現代アート・ネットワーク
Le Zap、文化支援カット、冷夏、牛の憂鬱、テロetc.

Le Zap、文化支援カット、冷夏、牛の憂鬱、テロetc.

「Le Quartier」現代アートセンター、閉鎖へ? 1990年に開館したブルターニュのカンペール市所在、現代アートセンター「Le Quartier、ル・カルチエ」は、バジェットの60%をカンペール市の援助金に頼っていたが、市長のリュドヴィック・ジョリヴェ(Ludovic Jolivet、右派共和党、2014年当選)が援助を全面停止すると発表した。援助が停止されれば、運営はたちまち成り行かなくなる。すでに市の援助停止への抗議行動が数週間行われ、文化大臣が応援に乗り出したりしたが、市はこれらを受け付けず。閉鎖は確実になる見込み。6月30日、最終の抗議行動へ。
パリ周辺現代アートセンターに光も

パリ周辺現代アートセンターに光も

パリ周辺の現代アートセンターのなかには、古くから継続して発信を続ける施設もあれば、新しくできたスペースもあり、ここでは、最近見に行ったパリ南方の郊外にある四つの現代アートセンターの顔を少し紹介したいと思う。ヴェリズィ、マラコフ、アルフォールヴィルのセンターは市のサポートによって成り立っており、こうしたパリ周辺の市が応援する現代アートセンターは数が多い。そうした発信地はこの次取材ができた折に、少しずつアップする予定。現在開催中の展覧会へのアクセスは各サイトで。

閉鎖に追い込まれる現代アートセンター

フランス各地で、現代アートセンターが6箇所ほど閉鎖に追い込まれつつある。主に、経済的な理由からで、支援する公共団体、市町村県などの経済粛清、右傾化(極右政党の市長*が文化予算カット)による政策の方向転換が大本にある。パリ近郊では、ブランメニルとブレティニィ・シュル・オルジュの現代アートセンター(Centre d’art contemporain CAC)が危機状態。 ほかにパリのマイヨール美術館が閉鎖を決定。またペルピニャンでは美術学校の閉鎖が懸念されている。

展覧会アジャンダ、2014年9月

展覧会アジャンダ、2014年9月  [TRAM情報 -イル・ド・フランス- パリおよびパリ周辺の5県] ・Maison d’Art Bernard Anthonioz メゾン・ダール・ベルナール・アントニオーズ オープニング、9月3日、19時。展覧会は10月19日まで。 住所:16 rue Charles VII 94130 Nogent-sur-Marne Xavier Antin, “News from Nowhere” Image : “Sans titre”, 2014 © Xavier Antin. Courtesy de l’artiste et de la Galerie Crèvecoeur.   ・Galerie municipale Jean-Collet  ジャン・コレ市民ギャラリー オープニング、9月6日、18時から。10月12日まで。 “Flash-back”, ストリート・ペインティング、アメリカ70年代 住所:59, av. Guy-Môquet 94400 Vitry-sur-Seine Tél. : 01 43 91 15 33 Image :...
L'Onde ロンド劇場・現代アートセンター

L’Onde ロンド劇場・現代アートセンター

市立の現代アートセンター紹介、パリ近郊編 その2 [2 L’Onde ロンド劇場・現代アートセンター、ヴェリズィ市] L’Onde 8 Avenue Louis Breguet, 78140 Vélizy-Villacoublay +33(0)1 34 58 03 35 http://www.londe.fr/ パリから車で約30分、ベルサイユから5分ほどのところに600席を持つ劇場L’Ondeが誕生して10年目となる。…
市立の現代アートセンター、Maison des arts de Malakoff - マラコフ市メゾン・デ・ザール、

市立の現代アートセンター、Maison des arts de Malakoff – マラコフ市メゾン・デ・ザール、

市立の現代アートセンター紹介、パリ近郊編 その1 [1. Maison des arts de Malakoff – マラコフ市メゾン・デ・ザール、現代アートセンター]
フランス文化省が後援する現代アートセンター、3.北東フランス編

フランス文化省が後援する現代アートセンター、3.北東フランス編

フランス文化省が後援する現代アートセンター(フランス文化省サイトへリンク): ・文化省サイトからの引用: 「作品のプレゼンテーションに斬新な実践を施し、できるだけ広範な一般市民の現代芸術へのアクセスを容易にする媒介の役割をもって、芸術振興を推進していくのが現代アートセンターである。フランス全土に敷設された現代アートセンターは、新しい市民が〈今〉の芸術と出会う契機を作りだしており、毎年、総計百万人以上の入場者を数えている。…」  
フランス文化省が後援する現代アートセンター、2.北西フランス編

フランス文化省が後援する現代アートセンター、2.北西フランス編

フランス文化省が後援する現代アートセンター(フランス文化省サイトへリンク): フランス文化省は、2012年の段階でパリのFRAC(作品買い上げ基金)であるル・プラトー(le Plateau)とリヨン近郊都市ヴィラーバンヌの現代アートインスティテュートを加え、全国で48の現代アートセンターを後援している。…
フランス文化省が後援する現代アートセンター、1.イル・ド・フランス編

フランス文化省が後援する現代アートセンター、1.イル・ド・フランス編

「現代アートセンターとは?」 Les Centres d’art アートセンターは、現代アートの制作、実験、敷衍の場である。アートセンターは例えばFRACや美術館のような作品収蔵の機能は持たないが、芸術家のプロジェクトを一般へ広める役割を持っている。… 
10月、展覧会アジャンダ

10月、展覧会アジャンダ

La Kunsthalle ラ・クンストハーレ現代アートセンター

La Kunsthalle: ラ・クンストハーレ現代アートセンター アルザス地方ミュルーズ市。La Fonderie ラ・フォンドリー(鋳物工場)と呼ばれるオート・アルザス地方の大学の建物がここに2007年建設。19世紀に最初の汽車が作られた工場に由来して呼称されていたラ・フォンドリー通りがそのまま大学の建物の名前につけられた。大学La Fonderieの構内に、市の図書館、ならびに子供の芸術学習のためのアトリエ、そして現代アートセンターが同居している。その名をLa Kunsthalle。クンストハーレはドイツ語で美術館の意味でドイツの機関であるかのような錯覚を覚えるかもしれないが、フランス語の冠詞Laがつけられ、れっきとしたフランスの現代アートセンターである。 Website : http://www.kunsthallemulhouse.com/informations/pratique-coordonnees.php La Kunsthalle Mulhouse Centre d’art contemporain La Fonderie 16 rue de la Fonderie 68093 Mulhouse Cedex +33 (0) 3 69 77 66 47 kunsthalle@mulhouse.fr

アベィ・ド・モービュイソン現代アートセンター

Abbaye de Maubuisson, Centre d’art contemporain, アベィ・ド・モービュイソン現代アートセンター : パリ郊外北西部に位置するバル・ド・ワーズ県立現代アートセンター。1241年に設立されたシトー会大修道院を利用して現代アートの施設にしたもの。インスタレーション、ビデオアートなど、現代作家の個展を企画している。 マルセル・ディナエ(写真上)の展覧会は2011年3月14日まで。 http://www.valdoise.fr/8216-si-proche.htm   Abbaye de Maubuisson, Site d’art contemporain du Conseil général du Val d’Oise Rue Richard de Tour – 95310 Saint-Ouen-l’Aumône 01 34 64 36 10 / abbaye.maubuisson@valdoise.fr

文化省支援現代アートセンター紹介 2 

文化省提携現代アートセンター、<トゥール市、Le CCC>: 1985年に設立した古参の現代アートセンター。2007年にアーティストPHILIPPE CHIAMBARETTAの設計した光の入り口ができた。600平米のスペースは著名なアーティストから若いアーティストまで毎回の企画展で大きく変化をみせる。 Centre de Création Contemporaine C.C.C 53 Rue Marcel Tribut 37000 Tours +33(0)2 47 66 50 00