フランスから―環境とアートのブログ

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Posts tagged "教育"

男女平等を求めて、国際少女デー

男子と同じような教育が受けられない少女達の権利に向けて、ショッキングな数値が明らかに 10月11日は国連が2012年に制定した「国際少女デー」、世界の11億の少女達の平等な権利獲得に向けたアピールをする日だ。先進国の普段見るような男女差別のみならず、世界中でどれだけの少女が教育を受けられず、強制労働をさせられたりしているか。集計された数字には驚くべきものがある。

トランプ政府、ミシェル・オバマの国際女子教育プログラムを握りつぶす

CNNは5月2日付で、現政権が、元ファーストレディのミシェル・オバマが設立させた発展途上国の女子教育のための援助プログラム‘Let Girls Learn’を終わらせる模様だ、と発表した。 女性の社会への積極参画は「教育から」。なのに・・・ ミシェル・オバマ氏は2015年、「個人、コミュニティそして制度レベルで女子の価値観を変えることを目的に、「Let Girls Learn(少女を学ばせる)」プログラムを設立した。その公式サイトには、発展途上国の女子の私的公的環境を教育に適したものに変え、人生を自ら決定し社会へ貢献のできる女性を養育することを目的とする、と叙述されている。

PISA・ランキングとは? フランスはパッサーブル

PISA・ランキングとは? PISAの2013年の結果が発表され、フランスでも日本でも報道された。フランスは、数学的応用力で25位。2009年の22位から3ランク下落した。 PISAとは、The Programme for International Student Assessment(国際生徒評価のためのプログラム)の略語で、フランス語ではProgramme International pour le Suivi des Acquis des élèves(PISA)、日本では生徒の学習到達度調査。また、OECD(The Organisation for Economic Co-operation and Development 、フランス語:Organisation de coopération et de développement économiques)とは、日本語では経済協力開発機構。欧州や北米の先進国により、国際経済全般について協議することを目的とした国際機関で、本部はパリにある。 PISAは、加盟国34カ国を中心に、義務教育の終了段階にある15歳の生徒を対象に、読解力、数学的応用力、科学的応用力の三分野を調査し、国際的に学習到達度を比較することによって教育方法を改善していくことを目標とするという。

フランス政府、女性の権利へ第3世代の政策を打ち出す

[男女格差をなくすのは教育から] 2012年11月30日金曜日、ジャン=マルク・エロー首相は、「男女格差の現状をあらゆる点において調査し、改善策を実施するために、すべての省庁の大臣や代表に呼びかけており、すでに仕事は始まっている」と発表。政府は「実社会における女性の権利の確立」にむけて積極的に思想を展開し、70年代90年代から数えて第3世代となる政策を打ちたて、遂行する方針をとり決めた。 男女格差をなくすために政府政策の中心となるのは、おもに、学校教育の中での男性女性のイメージ像に関する型にはまった教育を改めて内容や教育態度を一新すること、女性の虐待や就職難などで、女性の権利にかんし、政府が省間委員会に大臣らを集めて大々的な動きを見せるのは12年ぶり。これに応えて教育省が全国レベルで男女格差をなくすために現行の教育のありかたを見直すことになった。 教育に関しては、保育所幼稚園レベルから高校まで、教育の現場の教員や教育に関連する協会が主導する。子供たちは小さいうちから「平等のABCD」を学び、型にはまった教育をうち壊す。そのために教育資料を作成して子供たちに配布し、2013年新学期から5校で教育実験が試行される。2014年からは一斉に全国の学校が男女平等へむけた教材を扱う計画だ。

アクチュアリティ・悪天候、大統領選直線コース

・悪天候、竜巻編: アメリカ並み? TF1TVから竜巻ニュース抜粋(ビデオ) きのうトゥールーズ南部で、フランスには大変珍しい竜巻が出現し住民を驚かせた。竜巻は直径約50m、風速毎時130kmから180kmはあったと推定されている。農家の納屋の屋根を吹き飛ばすなどの被害をだして、竜巻は5分ほどで消滅した。 大きな低気圧が大西洋からたすきがけにヨーロッパを覆い、フランスはこの一ヶ月近く雨、雹、突風などの悪天候に見舞われている。昨夜の暴風雨でフランス東部が被害を出して2万世帯が停電したほか、シャラント地方では80cm水位が上がって家屋が浸水するなどの被害を出した。 雨が降り続いて寒いフランスとはうらはらに、ベラロシアやモスクワからオーストリア、ドイツのベルリンあたりまで、中央ヨーロッパではすでに夏の暑さが居座り、ベラロシアで31℃という真夏日。オーストリアでは乾きすぎで森林火災が発生し、モスクワでは光化学スモッグが発生するなどしている。…

アクチュアリティ

教員削減、1万6千人 - 2011年度教育省予算が施行される新学期の9月には、国公立小中高校の1万6千人の教員削減が行われることになっている。これで過去5年間で合計6万6千人が削減される計算となる。フランスの国債赤字および欧州連合の赤字による各分野一律予算削減が教員削減の大本の原因であるが、大幅な教員削減は国公立教育にますます重圧をかけることになる。フランスは現在ヨーロッパ一出産率が高い国となり、爆発的なベビー・ブームを記録している。2011年度は幼稚園児1万4千人、中学高校生6万2千人の生徒の増加が見込まれており教育の現場を拡大する必要があるにもかかわらず、教員削減やクラスの閉鎖などといった現実に逆行する政府の政策による現状悪化は、国民の大きな怒りを買っている。「いくら予算削減といっても、教育は別ですよ。国がちゃんと保障するところは保障していかないと・・・」。教員不足によるクラスの閉鎖でクラスは合併せざるをえず、今までの倍数の生徒を受け持たなければならない教員たちは、現在も大きな問題となっている落ちこぼれがますます増加することを懸念。教員組合は、政府糾弾のデモを繰り広げる予定だ。「これからです」とは、教員組合の組合員。 コルシカ島で雪 - 昨夜、オート・コルスで大雪。地中海の南の島コルシカ島に大雪が降り、ところによっては積雪80cmを記録した。一昨夜はコートダジュールに近いエックスで積雪している。 モネ展、月曜まで夜間も開館 - パリの国立ギャラリー、グランパレでクロード・モネ展が170点の代表作を集めて行われているが、展覧会終了間際のこのウィークエンドは、特別に夜間も開館して最終日の24日月曜日まで24時間入館客を受け入れている。外気が0度前後という寒さのなか、グランパレの玄関外の行列は数時間待ち。すでに、このモネ展は85万人の入場を記録しているが、このノンストップ開館でさらに30万人の動員が見込まれている。ちなみに、月曜までのノンストップ開館時は入館無料。 Le parisien Grand palais ベルギー、ブラッセルで政府糾弾のデモ3万人 - 「ベルギーは小さい国ながら人間の懐が広かったのが誇りだったが、今は了見の狭い人間たちのおかげで小さい国がよけいに小さくなっている」、とはベルギー国会がオランダ語圏とフランス語圏の対立で停滞して今日で220日目になるベルギー国民の嘆き。しびれを切らした国民がブラッセルに集まり、国会運営をストップさせている国粋主義政党を糾弾して集会を開いた。7ヵ月半も休業して何も進まない政府に対し、インターネットで「税金返せ!」の署名運動も広がるありさま。「ヨーロッパ連合の中心になった国は今、ヨーロッパの恥になりさがった」。オランダ語圏とフランス語圏の対立は国を真っ二つにする分断への討議を余儀なくしている。(フランスTV)

アクチュアリティ

登校拒否に実刑 - 学校を休んで授業に穴をあける生徒が多く、各地で問題化している。5月25日、サルコジ大統領が中学校を訪問。「4週間以上、届けを出さずに無断で学校を休んだ場合、家族手当て支給を停止する」と発表した。学校をサボる子供の監督不行き届きとして、当事者の家庭が実質的な制裁を受けることになる。すでに今月、何度も学校から勧告を受けたにもかかわらず子供が学校に出てこない家庭の母親が、なんと、一ヶ月の禁固刑を言いわたされるという事例がでている。 ジャック・ポット - ピレネ地方の平凡な家庭の夫婦が、結婚13年目の記念に生まれて初めて行ったカジノで、551万ユーロを当てた。スロットマシンに50サンチーム玉(約60円)を3枚入れてハンドルを引いたところ、館内はサイレンが鳴り出し、スロット・マシンは回りっぱなしで、夫婦は「マシンが壊れたのかと思いました」とか。1ユーロ50サンチームで夢の百万長者に。 女性の喫煙 - 若い女性の喫煙者が増え、それにしたがい女性の肺がん発生率が数年前の4倍に増加していることがわかった。