フランスから―環境とアートのブログ

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Posts tagged "ヴァルス首相"
Le Zap 「数字」

Le Zap 「数字」

6ヶ月延長、来年1月まで ニースのテロを受けて21日、オランド大統領が提案した緊急事態延長をを6ヶ月とすることで、国民議会の大多数が賛成して可決した。これまでの要綱に新しく付け加えられたのは、検察局の令状がないとできなかった警察や憲兵隊による一般市民の車や荷物の検査が、随時可能となる条項だ。警察の検査に従わなかった場合は、3ヶ月の禁固刑と3750ユーロが罰金として科せられる。 3人死亡

Le Zap 7月上半期のめまぐるしさ

7月1日、ラ・ソムの戦い100周年記念 第一次世界大戦が勃発した1916年7月1日から100年目となる1日、北フランス、ラ・ソム県でイギリス王室を迎えて式典が行われた。「ラ・ソムの戦い」は第一次大戦中、最大の犠牲者を出したことで有名で、フランス、イギリスの連合軍がドイツ軍に立ち向かい、第一日目にしてイギリス兵6万人が犠牲となり、うち2万人が死亡した。ラ・ソムでは戦中、総計100万人以上が死亡している。 7月5日、ヴァルス首相再び49.3法でエル・コムリ新労働法案可決 内閣が同意すれば、国民議会で投票をせずに法律を通過させることができる49.3法がまた使われた。修正要求を受付け法案は何度か見直されたとはいえ、労組や大学生、ニュイ・ドゥブと呼ばれる新労働法に反対する人々は満足していない。7月5日、2度目の強行採決が敢えておこなわれたが、49.3法には制約があり、可決されても法律の成立へはまだ結びつかない。法案は再び上院へ戻され7月18日からまた審議が開始される。 7月10日、日本の参議院選挙 7月13日、女性の経済的独立を認めた法律の制定から51年 フランスでは、結婚した女性は、夫の許可なしに仕事をしたり銀行と取引をすることはできなかった。既婚女性に、仕事の契約の自由、銀行口座の開設自由、独立した自分のお金の管理の自由を認める、その後の女性解放のプレリュードとなる法律が成立したのは、1965年7月13日のことだ。 7月13日、テリーズ・メイ、イギリスの新首相に就任 Brexit is Brexit、首相立候補演説の第一声はEU脱退。メイ新首相、組閣へ。 7月14日、キャトルズ・ジュイエ、軍事パレード 今年第一次世界大戦100年を記念して、戦争に参加したオーストラリアとマオリから軍人がパレードに参加。テロ対策にかかわる各部署の参加が新しい。この日パリの警備に動員された警官は1万1500人。パレード周辺には3000人の警官が配置された。 7月14日、ニースの暴走トラックで84人死亡、202人負傷 キャトルズ・ジュイエ恒例の花火大会を見終わった数万人の人々が歩く海岸沿いの道路、プロムナード・デ・ザングレを19トントラックが2kmにわたって暴走。通行人を撥ね続けた後に、犯人は警察に射殺された。ニースの町はパニック状態。 7月15日、トルコのイスタンブールで軍によるクーデター 一日のうちに鎮圧されたが、犠牲者多数。  
Le Zap、文化支援カット、冷夏、牛の憂鬱、テロetc.

Le Zap、文化支援カット、冷夏、牛の憂鬱、テロetc.

「Le Quartier」現代アートセンター、閉鎖へ? 1990年に開館したブルターニュのカンペール市所在、現代アートセンター「Le Quartier、ル・カルチエ」は、バジェットの60%をカンペール市の援助金に頼っていたが、市長のリュドヴィック・ジョリヴェ(Ludovic Jolivet、右派共和党、2014年当選)が援助を全面停止すると発表した。援助が停止されれば、運営はたちまち成り行かなくなる。すでに市の援助停止への抗議行動が数週間行われ、文化大臣が応援に乗り出したりしたが、市はこれらを受け付けず。閉鎖は確実になる見込み。6月30日、最終の抗議行動へ。