フランスから―環境とアートのブログ

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驚きの日本の軍備

更新:2013年11月22日: 報道するラジオが特別報道。軍縮するヨーロッパのイギリス、フランスの軍事力を上回る日本の自衛隊が、さらに装備を増すことの意味は? … 安倍政権の国家主義に敏感に反対の意識を表す日本人はどのくらいいるのだろう。これが私の参議院選挙以来の最近の疑問だ。首相や与党の使う「ことば」と「ことばによる人心操作」は、本当はメディア(報道機関)が細心に、留意しなければならないものなのではないか。そんな感想を参議院選挙の「ねじれ解消」という安倍首相の発言のときから考えている。「ねじれ」という否定的な趣を持つことばを「解消」ということばで一般人の心に「修正しなければならない」と思わせてしまう。そんな与党の「恣意」がありありと感じられたことばであったにもかかわらず、報道は政府の恣意などには頓着せず(?)、そのままリピートしてしまっていた。そんな報道各社のリピートは、それこそ政府の恣意を覆い隠す結果となり、視聴者たちに「ねじれは悪者」そして「解消」すべきもののように訴えてかけてしまっていたのではないだろうか。与党のことばの操作は、実はあらゆるところに網羅されている。11月15日の報道するラジオは、そうしたことばの操作とメディアについて、侃々諤々。… 福島原発事故収拾に「国が前面に出る」という安倍発言の裏の真実について。11月22日放送分も追加。

アクチュアリティ・日本 「どこに向かう日本」たね蒔きジャーナルから

「政治が面白くなってきた」とは、関西方面の複数の放送局から聞こえてきた言葉。確かに、これだけ日本の個々人が政治に向き合うようになったのは戦後1960年の日米安全保障条約反対運動、そして1968年学生運動以来のことなのかもしれない。 ただし、60年安保や学生運動は激化してデモ隊と警察の物理的な衝突が結構長いあいだ続いた。60年は警官隊ともみあい怪我人や死者まで出た。大学があちこちでバリケードを組み、武装した学生がたて籠もるなどした68年は催涙弾が飛び交って東京都内を警察の装甲車が横行した。あれから40年以上経った2012年の脱原発・反核デモは、子供や家族連れが多く参加し、仮装をする人々や合唱をする人々がいて、日本経済の頂点やバブル、また、飽食の時代を生きてきた世代の余裕がちらつく平和的なデモである。フランスのメディアはBFMTVが二度ほど日本の官邸前のデモを取材したが、一度は家族連れや音楽入りの仮装の人々を映し出して、「どちらかというとフェスティブ(お祭り気分)なデモでした」というコメントで終わり。もう一度は7月13日のデモの際に、日本在住のフランス人小グループが参加したので、フランスのTV駐在員がインタビューをしに行ったという部分に限り、デモそのものの意味については掘り下げられる時間も無かった。…