フランスから―環境とアートのブログ

開く:記事の大見出しをクリックする
Posts tagged "アメリカ"

ワン・プラネット・サミット

COP21-パリ協定推進に向けて、60カ国の首脳や政府代表が参加 ワン・プラネット・サミット公式サイトはこちら:https://www.oneplanetsummit.fr/fr/ 2017年12月12日、エマニュエル・マクロン仏大統領、ジム・ヨン・キム世界銀行グループ代表、および、アントニオ・ギュテール国連事務総長は、地球環境の緊急事態に際して世界各国から集まった首脳並びに活動家たちとパリで会合した。歴史的決定をしたパリ協定締結から2年が経ち、実現へ踏み出すときがきている。目標達成のために、すでに変革への道のりを提示しているものもあれば、これから具体策を練り出さなければならないものもある。
環境世界協定の基本法が、フランス大統領へ

環境世界協定の基本法が、フランス大統領へ

ソルボンヌ大学で6月24日土曜、40か国の国際法学者によって推敲された「環境国際協定 Pact international pour l’environnement」が元国連総長からエマニュエル・マクロン仏大統領へ手渡された。 ソルボンヌにおける環境協定に関する討論会の後マクロン大統領は、「私はただ口演をするだけではなく、行動をすることを誓います」と述べたのみならず、「文書を展開させ、参加国の理解を得るべく、この9月、国連総会へ環境世界協定の実現へ向けたプロジェクトを提出する」ことを約束して皆を驚かせた。

トランプ初のG7参加と気候変動

アメリカと気候変動 2015年暮のCOP21で、195カ国が賛同して成立した環境問題への取り組みであるパリ協定。今月29日のイタリアでのG7は、7カ国のうちアメリカ、イタリア、フランス、イギリスが新首脳を迎え、改めてパリ協定賛同の確認が行われたが、同意6対保留1で協定実行が足踏み状態に入ったとみられる。 同意の意思を示さなかったのはアメリカのトランプ大統領で、大統領選キャンペーン中から気候変動は嘘であると主張し、アメリカ市民の税金をNATOなどに使わず国内の雇用増大のために石炭採掘を拡大させる、などの公約をしてきたために、トランプ当選直後からパリ協定からのアメリカの脱退が懸念されていた。米大統領は、「パリ協定に対する態度は数日中に決める。Make America Great Again!」とツィートしており、「アメリカはそれでも我々の友達」というイギリスのメイ首相と、「予想していたより希望が持てる」と評価したフランスのマクロン新大統領を横目に、ドイツのメルケル首相は、「私たちがお互いを頼る時代は終わった、というのがこの数日の経験だ」と合意成立の失敗に大いに不満の意を表した。

トランプ政府、ミシェル・オバマの国際女子教育プログラムを握りつぶす

CNNは5月2日付で、現政権が、元ファーストレディのミシェル・オバマが設立させた発展途上国の女子教育のための援助プログラム‘Let Girls Learn’を終わらせる模様だ、と発表した。 女性の社会への積極参画は「教育から」。なのに・・・ ミシェル・オバマ氏は2015年、「個人、コミュニティそして制度レベルで女子の価値観を変えることを目的に、「Let Girls Learn(少女を学ばせる)」プログラムを設立した。その公式サイトには、発展途上国の女子の私的公的環境を教育に適したものに変え、人生を自ら決定し社会へ貢献のできる女性を養育することを目的とする、と叙述されている。

J-6 フランス大統領選挙決戦へ

エマニュエル・マクロンとマリーヌ・ルペン、正反対の政策 4月23日日曜の初戦はフランスの有権者77.77%が投票。得票率最上位を占めたエマニュエル・マクロン(24.01 %、8 657 326 票獲得)と、2位につけたマリーヌ・ルペン(21.3 %、7 679 493 票獲得)の決選投票が、5月7日来週の日曜に行われる。 http://www.francetvinfo.fr/elections/resultats/ http://www.ouest-france.fr/elections/presidentielle/presidentielle-macron-le-pen-des-programmes-aux-antipodes-comparateur-4962775 エマニュエル・マクロンに対するバッシングやフェイク・ニュースと名誉毀損、マリーヌ・ルペンのロシアからの資金問題やネオ・ナチとの交流などの話が飛び合う中、ここでは、当選後の政策に向けた双方の選挙公約を取りまとめてみる。
アメリカ新政府、EAPの情報公開検閲へ

アメリカ新政府、EAPの情報公開検閲へ

新政権、環境情報・データをロックダウン 新政権発足Day-4、1月24日、トランプ政権は環境保護庁(EPA)に助成金と契約の全面凍結を命じた。内容は、研究費、旧工業地帯の再開発、大気のモニタリングや教育などの広範なプログラム全般にわたり、また「ザ・ヒル」によると、政府はこの命令を機関外の誰とも話し合わないように指示したという。EAP職員が匿名で議会に情報を提供してわかった。(huffingtonpost)
RESIST

RESIST

RESIST・抵抗 2017年1月25日、アメリカのグリンピースが、ホワイト・ハウスの近くに設置されていたクレーンに掲げた大きなバンドロールは「RESIST 」。 グリンピースのアクティビスト(女性)がクレーンにクライミング。「高いところは怖いけど、やらなきゃならない。トランプ政策に抵抗するために」   グリンピースのレジスタントが捕まったかどうかなどのニュースは一切伝えられていない。(CNN)  
2017年、年始の数字

2017年、年始の数字

執行猶予付き8か月禁固刑 違法にフランスに入った移民50人に食事を与えたり助けたりしたという「罪」で、農業経営者セドリック・エルー(37歳)がリヨンで裁判を受け、執行猶予付き8か月の禁固刑を言い渡された。セドリック・エルーは、「見るに見かねて自分の土地を通った人たちを助けた。悪いのは困っている移民に対して何の対策もとらない行政の方だ」と胸を張って裁判に出頭。セドリック・エルーを支援する人たちが300人も裁判所前に集まった。「人を助けて犯罪者扱いされるのはおかしい」。一方訴えた州知事は、「違法滞在者に関わるなどもってのほか」と怒りをあらわにしているという。
環境「闘争」- オバマとトランプ

環境「闘争」- オバマとトランプ

環境レガシーをどこまで守れるか、オバマ大統領、政権交代を目のまえに対策を急ぐ −北極のエコシステムを聖域に。アメリカのオバマ大統領は、大西洋と北極海のアメリカ領海でガスと石油の掘削を永久に禁止すると発表した−  オバマ大統領は12月20日(火曜日)、北極海と大西洋の広い領域での石油等化石燃料の掘削禁止を命令した。大統領として最後の意思表明となるものだ。ホワイトハウスでの仕事が終わるまでちょうどあと一ヶ月、オバマ大統領は絶滅危惧種の植物や動物のいる地域を聖域化して守り、環境に携わったその業績をここで完遂しようとしたもようである。環境政策でオバマ大統領と対立する後継者ドナルド・トランプ氏が、就任の暁には原油の抽出規制を撤廃して経済政策へ最大限活用することを公約したことへ、オバマ大統領が半ば軽蔑を込めて反逆をした形だ。(ル・モンド)
気候変動分析データを救え

気候変動分析データを救え

トランプ次期政権の脅威に備える科学者たち トランプ次期大統領の準備チームが、DOE(合衆国エネルギー省)に74項目の質問状を出し、気候変動に関するすべての研究、会議、グループと責任者など一切を明記したリストを提出するよう要請したが、DOEは断固これを拒否した。…
ポピュリズム、極右勢力増大、欧州崩壊へのプレリュードか?

ポピュリズム、極右勢力増大、欧州崩壊へのプレリュードか?

アメリカCNNが見る大衆扇動政治と極右、欧州の危機 ポピュリズム(大衆の一面的な欲望に迎合して大衆を操作する大衆迎合主義):トランプとブレキジットの後に何が? 欧州の極右政党が「エネルギー倍増」と称賛したトランプ当選の後、イギリスのブレキジットととの相乗効果に危機感を募らせる欧州世界。 Populism: what next after Trump and Brexit? Ajoutée le 1 déc. 2016 After Brexit and the election of Trump, some argue that we are seeing a rise in populism. CNN’s Nic Robertson explains why Europe could be the litmus test.
ドナルド・トランプ、偉大なアメリカを取り戻せるのか?

ドナルド・トランプ、偉大なアメリカを取り戻せるのか?

SKYNEWS 特集 Donald Trump: Making America Great Again? Ajoutée le 23 nov. 2016 The 2016 election exposed deep divisions within the United States. Can President-elect Trump now bring the country together? SUBSCRIBE to our YouTube channel for more videos: http://www.youtube.com/skynews
トランプ公約に揺らぐ世界、パリ協定と核武装

トランプ公約に揺らぐ世界、パリ協定と核武装

反転か? 世界の方向 -「気候変動は、中国がデッチ上げた嘘だ」、「北朝鮮対策には、日本に核武装をさせればいい」- 11月8日のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが当選したことによって、未来の何もかもが不確定の中に投げ込まれた感のある世界。世界がこれまで進めてきた様々な約束をことごとく否定し、前時代的な提案をし続けてきたトランプ選出で、例えばBBCの第一声は「アメリカは後退を選んだ」、オランド仏大統領は「不確実な時代が始まった」だった。
Before the Flood

Before the Flood

Before the Flood マーチン・スコルセス監督、レオナルド・ディカプリオ主演の「洪水の前」。国連の気候変動への取り組みをディカプリオがルポルタージュを中心に明らかにしていく映画。 Before the Flood – Trailer | National Geographic About Before the Flood: Before the Flood, directed by Fisher Stevens, captures a three-year personal journey alongside Academy Award-winning actor and U.N. Messenger of Peace Leonardo DiCaprio as he interviews individuals from every facet of society in both developing and developed nations who...